テクノロジー

過去を保存するWindows 11「リコール」機能。やばいものまで勝手に保存…

2024-12-18

著者: 愛子

過去を保存するWindows 11「リコール」機能。やばいものまで勝手に保存…

その黒歴史を隠すのはやめて~。

セキュリティやプライバシーの問題から、なかなか正式リリースまで辿り着かないWindows 11の「Recall(リコール)」機能。実際にプレビュー版を使い倒してみると、これは大問題なわけで!?という疑問点も明らかになってきました。

AIが見落としながら保存してしまう機密情報…

PC画面のスクリーンショットを、バックグラウンドで自動で撮影し続けて保存し、その後からグーンと辿って過去を辿れるリコール。あの日あの時間、画面で見ていたあれを、鮮明に思い出させてくれます。

これはやっぱり便利であるものの、えっ!?そんなものまで残ってしまっているの!?と驚いたり、恥ずかしかったりする画面があるのは、仰天ですね。

とりあえずクレジットカード情報や支払いに関する記録など、変更に残っているということ自体が流出してしまったら困るスクリーンなども多々あるでしょう。もちろん、Microsoft(マイクロソフト)もそこは心得ていて、AIがフル活用され、これがまさにスクリーニングの保存対象から除外されていることでしょう。しかし、果たして本当に除外されているの?

AIのフィルタリングの限界

この点についてTom’s Hardwareの記事によれば、どこまで重要機密情報をAIが判定し、リコール機能の保存を見送っているか調査中です。確かにオンラインで決済をしている間のスクリーンショットは、後から辿っても出てこないようになっているそうです。

ところでWindows 11のメモ帳にクレジットカード情報を入力したり、PDFのローン審査書類、マイナーな自作ホームページでのカード情報入力画面などは、バッチリ残ってしまっていることが確認されてしまいました。

例え機密情報が保存されていても安全?

Microsoftは、AIが除外して保存しないようにして欲しい情報が含まれているサイトなど、フィードバックバックで知らせて欲しいと呼びかけています。基本がフィルタリングのリストのような判断基準となっているが、そこに載っているものはリコール機能で保存されないようにするというスタンスだったりするのかもしれません。

ということは、自分が作成したドキュメントなどに含まれていたり、フィルタリングの対象外ページに入力された重要機密情報は、どこまでバックグラウンドでスクリーンショットとして保存されているのかも考えられます。

ただし、その保存された情報は暗号化されており、Windows Helloの生体認証ログイン中しかチェックできないので、やはり安全だとMicrosoftは公言していますが…。”

まとめ