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国内最後のトンネルバス、廃車場へバッテリー自走…「最後の最後まで壊れずにいてくれた」
2025-07-13
著者: 花
国内最後のトンネルバス、運行終了
立山黒部アルペンルートで昨年運行を終えた日本最後のトンネルバスが、1月10日、富山県立山町にある廃車場へと運ばれました。美しい冬景色の中で、トンネルバスはその歴史に幕を下ろしました。トンネルバスは、トンネルが電車の輸送を支えてきた時代に活躍し、長年にわたり多くの観光客を運んできました。
廃車になるトンネルバスの歴史
トンネルバスはトンリ線と呼ばれる架線から電力を供給されて走行していました。このバスは、もう一つの特徴である「無鉄道型電気バス」としても知られています。国の支援を受けて、1990年代の観光シーズンには、交通費が安く、都市部でも活躍しましたが、次第に乗客の減少により、2023年には廃止が決定されました。
そして迎えた最後の運行
最後の運行は、昨年の11月17日、今月の13日にも実施され、乗客たちはその貴重な体験を求めてやって来ました。トンネルバスは調整費用も安く、戦後に多くの都市で運行されましたが、その存在は次第に希少になっていきました。
未来への希望と懐かしさ
長年、トンネルバスの運行に携わってきた運転者が「トンネルバスは最後の瞬間までしっかり持ちこたえてくれた」と感慨深く語ります。今後、トンネルバスは過去の思い出として、次の世代へと伝わっていくことでしょう。しかし、バスの形を借りて昭和の風情を思い出す人々は、決して少なくありません。これは新たな輸送手段の始まりでもあります。