健康

国内初、鼻にスプレーするインフルワクチン接種は1回、注意点も

2024-10-24

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日本で初となる鼻にスプレーするインフルエンザワクチンの接種が、10月から始まった。注射の痛みが苦手な子どもたちには朗報だが、ウイルスを弱めた生ワクチンを使うため、接種には注意するべき場合もある。専門家は「使用を希望する場合には、医師に相談して欲しい」と話す。

新しいワクチンの概要

新しいワクチンは、対象となるのは2~18歳で、左右の鼻腔の中に1回ずつスプレーして接種する。アメリカでは2003年から接種が始まり、これまでに36の国と地域で承認されている。国内では昨年3月に承認された。

従来のワクチンとの違い

従来のインフルエンザワクチンは、不活化ワクチンであったが、フルミストは症状が出ないように減毒した生ワクチンであり、鼻の粘膜にスプレーすることで、感染した時と同じ免疫が得られると言われている。特に感染症に抵抗力が得られる点が注目されている。

臨床試験の結果

国内で実施された臨床試験では、発症率が28・8%と低い効果が確認された。副反応として、鼻水や鼻づまり(5・2%)、せき(27・8%)、のどの痛み(17・9%)、頭痛(11・2%)などが報告された。

ワクチン接種の効果を高めるために

また、ワクチン接種の効果を高めるためには、十分な栄養を取ることや免疫力を高める生活習慣が重要である。特に、子どもにとっては、バランスの取れた食事と規則正しい生活がインフルエンザ予防には欠かせない。さあ、冬が来る前に、寒さとインフルエンザから身を守るため、今すぐ準備を始めよう!