テクノロジー

「Googleの新規コードの4分の1以上はAIが生成」とピチャイCEO

2024-10-30

著者: 蒼太

米Alphabetおよびその子会社であるGoogleのCEO、サンダー・ピチャイ氏は10月29日(現地時間)に行った第3四半期の業績発表後の電話会見で、現在Googleで新しく書かれているコードの4分の1以上がAIによって生成されていると発言しました。その後、エンジニアに対してレポートされ、承認されているとのことです。

ピチャイ氏は電話会見の冒頭から「われわれのイノベーションへの取り組みとAIへの長期的な注力は成果を挙げており、われわれ自身と顧客の成功につながっている」と語りました。

AIによるコーディングについては、AIを活用してコーディングプロセスを改善し、生産性と効率性の向上に寄与していると述べました。

さらに、Google検索には「AI overviews」(日本では「AIによる概要」)が月間10億人以上のユーザーに利用されており、検索の使用頻度とユーザー満足度を向上させていると語りました。

YouTubeでは、AIを活用したレコメンデーションシステムが大幅に改善されたとし、その同社のLLM(大規模言語モデル)が動画コンテンツと視聴者の好みをより深く理解することにより、関連性が高く、新鮮なパーソナライズされたコンテンツを提供できるようになったと述べました。

ピチャイ氏は、AIがGoogleの成長において重要な役割を果たしていると強調し、今後もAIへの投資を続けていくと明言しました。この発表は、GoogleがAI技術をいかに活用し、競争力を維持していくかという点で、大きな注目を集めています。