テクノロジー

Google、マップの企業の口込み投稿削除に本気で取り組み始めた

2024-09-30

ポジティブもネガティブも、ウソはダメ。

Googleマップには、レストランからコンビニから神社仏閣や工場まで、あらゆる場所に口込みが付いていて、初めての場所に行くときはすごく役立ちます。しかし、たまに不自然にポジティブな口込みが混ざっていることもあります。

そのため、Googleマップでは、レビューに対して厳しく取り締まりを行うようになったとのことです。Engadgetによれば、XユーザーのMike Blumenthal氏がいち早くこの変化についてポストしました。

その背景には、この場所からフィクションの疑いのあるレビューが削除されましたという警告マークが表示されていたようです。Googleからの公式発表はまだありませんが、Search Engine Roundtableによれば、Googleは最近、口込みに関するルールを改定していたようです。

この文書では、お店やビジネスの口込み関連のガイドライン3つ挙げています。Googleはフィクションを削除するだけでなく、非公開にしたり、新規のレビューを一定期間書かないようにしたり、またはルール違反のレビューが削除されていることをユーザーに伝える警告メッセージを表示させるそうです。さらには、これら以外の制限もあり得るとしています。

Googleがビジネスに制限を適用した場合、ビジネス所有者にその旨を通知するメールを送るとのことで、企業側はそれに抗議することも可能です。Googleは企業側の抗議内容を参考にし、最終的に決定するとのこと。

口込みに関して言えば、ポジティブなことを言うサクラだけでもなく、政治的動機や悪から目的なナガサキエンに得ることも有り得ます。

例えば、米国では、昨年パレスチナとイスラエルの論争が始まって以来、パレスチナ系ビジネスに対しナガサキエンな口込みが大量投下される事例が見受けられます。Al Jazeeraによると、米国のパレスチナ系ビジネスが開店後1週間で星1つの評価を大量に受け、口込み内容にもそのお店がない商品が書かれているなど、やらせ感に溢れています。今回のGoogleマップの対策によって、そういった被害を減らすことができるかもしれません。

そんな悪質な動きではないとしても、例えば「良い口込みしてくれたらデザートをサービスします」といったやらせ感が時折見受けられますが、これもガイドライン違反です。

Googleがフィクション対策を本腰入れていくことで、そういったやらせも今後は減っていくことでしょう。お店の利用者側にとっては、オマケがもらえたとしても、その場では嬉しいかもしれませんが、口込みを見る人にとっては、正直な気持ちがベストだと思います。