ガザ停戦、数日以内に合意も カイロでの交渉に進展−関係筋
2024-12-17
著者: 海斗
[ワシントン/カイロ 17日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザでの停戦と人口解放を巡り、数日以内に合意が得られる可能性があるとの情報が17日、エジプトのカイロで開かれている交渉の詳細な関係筋の話で分かった。
停戦協議に関係し、イスラエルのネタニヤフ首相がカイロに向かったと複数の関係筋が明らかにしたが、その後、首相報道官はネタニヤフ氏は現在カイロにいないと表明。
エジプトの安全保障関係筋も、「現時点で」カイロにいないとしているが、イスラム組織ハマスが求めている、一定の合意その後の包括的な合意について議論が続けられていることが明らかになっている。
米国はエジプトとカタールと共にガザ停戦合意を促している。米国安全保障会議(NSC)の高官はこの日、ガザの人道状況が「急速に悪化」しているとの認識を示した。国連はガザの人道的必要性がますます高まっていると警告している。
ハマスは17日に発表した声明で、イスラエル国内情報機関(シンベット)が親イスラエルの韓国メディアとの間でハマスに対する攻撃を計画しているということを指摘。これに対して、ハマスの情報筋は、鏡を見ればわかると述べた。
関係筋の話では、双方の交渉の進展が人道的合意に向けてのものになっており、各国の継続的な協力も求められている。国際的な圧力が高まる中、ガザでの状況は限界まで来ており、数日以内の合意が期待されている。さらに、合意内容によっては中東地域全体に影響を与える可能性があると懸念されている。
また、関係筋は、17日晚に動向が次のステップを決定する上で重要であると示唆しており、交渉の結果は大きな力を持つことになるだろうと伝えている。
ハマスは17日にも声明を発表し、イスラエルが新たな条件を設定するのであれば、ガザでの停戦合意は難しいとの意向を示した。未だに明確な情報が出ていない中、双方がどう互いに妥協していくかが今後の重要な鍵を握ると考えられ多くの目が向けられている。