
世界
ガザ封鎖で食料危機が深刻化!国連が「水をめぐる殺し合い」と警告
2025-05-02
著者: 健二
激化する人道的危機
国連の支援機関は、12日、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの完全封鎖が続く中、物資供給に深刻な影響を及ぼしていると伝えました。ガザ地区の住民130万人に対する物資供給が完全に途絶え、食料の奪い合いが激化しているとされています。
ガザの住民に迫る危機
イスラエルは、3月12日以降、ガザ地区の住民に対する食料供給を完全に停止。これにより、ガザ地区では食料不足が深刻化し、短期間で望む食糧すら入手できない状況が続いています。この状況は、ガザ地区史上最も長い封鎖とされており、連日多くの事件が発生しています。
国連の懸念と警告
国連人道問題調整事務所(OCHA)のオルガ・チレフコス氏は、物資をめぐる暴力が激化していると警告しています。「水の入手がままならなくなってきており、給水車が到着しても水を魔法のように奪い合う事態が起きています」と、現状の厳しさを伝えました。
他の支援団体の状況
他の支援団体も今週、食料が底をつく危機に直面しており、支援活動は停滞しています。特に赤十字は、ガザにおける支援が「完全崩壊の危機」にあると警告しています。
深刻な影響が続くガザ
イスラエルは、この状況までにガザが飢餓状態にあると指摘し、十分な支援物資が未だに存在するとの見解を示していますが、支援物資のほとんどは未だに不足しています。さらに、物資が行き届かない現状が続いているため、生活が困難な状況が続くとされています。