【ボストン12日 ライター】 - 米東部マサチューセッツ州ボストン近郊のミルフォードで、バレーボールの練習中の18歳のブラジル国籍の高校生が、5月13日に誘拐される事件が発生しました。この事件を受けて、移民に関する新たな動きが始まっています。特に、移民問題を担当する地域の官庁が、詳細な情報を提示するよう求めている状況です。

誘拐された高校生が住むミルフォードでは、誘拐に対する大規模な対策が行われています。しかし、地域住民からは、「子どもが誘拐されることはありません」という安心感を持つような意見が強まっているのです。

ライオンズ氏や州ホルディング社のパトリシャ・ハイク氏によれば、誘拐の対応に関する取材に応じたのはこの高校生の両親であり、現在もその窮地から抜け出せない状況が続いているといいます。高校生は父親の車を運転していた際に誘拐され、その後の捜索によって不法滞在が確認されました。

ライオンズ氏は、「われわれはそういった状況に直面しなければならない。全体で移民に法律を遵守しなければならない」と強調しました。

一方で誘拐事件の捜査を担当する高校生の保護者は、過去に犯罪歴のない高校生を拘束することが地域社会の安全性を高めることにつながると期待しています。人道的な観点からも、無犯罪の高校生に対する厳しい対応は議論の的となっています。