感染者増加、インフルエンザの罹患率が上昇 ロサンゼルス郡の報告(12/18)
2024-12-19
著者: 芽依
【ロサンゼルス郡18日】ロサンゼルス郡公衆衛生局が発表した新たなデータによると、インフルエンザの罹患率がここ数週間で上昇しています。
12月7日までの週において、インフルエンザ検査を受けた患者の10.8%が陽性であったことが確認されました。これはこの期間での大幅な増加を示しており、過去の陽性率は1.9%から2.4%、さらには4.6%や6.1%と上昇してきました。現在のところ、全体の検査対象者における陽性率は10%を超えています。
ロサンゼルス郡保健局のウイルス対策グラフには、インフルエンザを追跡する黄色の線が表示されており、同時期にRSウイルス感染症やCOVID-19の症例が急速に増加していることも示されています。
インフルエンザやRSウイルス感染症に関しては、多くの議論がある中で、ロサンゼルス郡ではCOVID-19が依然として大きな問題となっています。公衆衛生局によると、9月29日の監視開始以降、インフルエンザ関連の死亡証明書の監視を通じて、インフルエンザによる死亡者11人が特定されています。同時期にCOVID-19による死亡者は83人に上っています。
ロサンゼルス郡公衆衛生局によれば、生後6か月以上の人々は、インフルエンザ、RSウイルス、COVID-19に対する最新のワクチン接種を受けることを推奨しています。インフルエンザとCOVID-19は、発熱、咳、倦怠感など多くの共通症状があり、診断には適切な検査が必要です。
専門家は、COVID-19とインフルエンザの同時流行が懸念される中、これらのウイルスの罹患率を分別することが困難であると指摘しています。COVID-19かインフルエンザ各々の罹患状況を正確に把握するためには、専門的な診断が求められています。
今後も感染症に対する警戒が必要であり、特に高リスク群や医療従事者においては、適宜ワクチン接種や予防策を講じることが重要です。