世界

G20サミット開幕へ ウクライナ・中東情勢を議論 - 日本経済新聞

2024-11-18

著者: 結衣

【リオデジャネイロ=水口二季】20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が18日、ブラジルのリオデジャネイロで開幕する。ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢を巡る懸念が高まる中、各国の合意をまとめられるかが焦点となる。

サミットは19日までの2日間で開催され、16日に発表された「プルーの首都リマで開催したアジア太平洋経済協力会議(APEC)」が終了してから、国際的な調整の進展についても話し合われる見通しだ。ウクライナ問題のほか、中東の緊張状態や気候変動問題、経済回復への新たなアプローチが議題として挙げられている。

今回のG20では、特に持続可能な発展に向けた各国の取り組みや、デジタル経済への移行が重要テーマとして取り上げられることが期待されている。参加国はそれぞれの立場から、経済協力の強化や新技術の導入について意見を交わし、より安定した国際経済の実現を目指す。

ブラジル政府はこのサミットが、国際社会の連携強化に寄与することを望んでおり、G20各国からのリーダー達にも積極的な発言を求めている。今後の発言や決定が、世界の経済情勢にどのような影響を与えるのかが注目されている。来る18日からのサミットが、国際政治にどのような新たな風を吹き込むのか、多くの目が向けられている。