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富士通と理研、256量子ビットの超伝導量子コンピュータを共同開発!

2025-04-23

著者: 裕美

最先端の量子コンピューティングが始動

理化学研究所と富士通は、世界最高峰となる256量子ビットの超伝導量子コンピュータを共同で開発することを発表しました。これは2025年度中に「Fujitsu Hybrid Quantum Computing Platform」を基盤に、企業や研究機関向けに提供される予定です。

開発の背景と目指す未来

このプロジェクトは、2021年に設立された「理研RQC-富士通連携センター」に基づいています。2023年10月には国産の64量子ビットシステムが実現され、これにより、スーパーコンピュータの大規模化や量子ビットの集約化、冷却技術の向上など、根本的な技術課題に対処することが求められています。

操作性と性能の向上

富士通は、256量子ビットに対応するために、計算能力を倍増させる技術の開発を進めています。これにより、数から数百の量子ビットを超える操作が可能となり、より高精度な計算が実現します。現在、256量子ビットが実用化されるにあたり、今後の開発が注目されています。

2030年に向けた壮大な計画

両社は、2026年には1,000量子ビットのコンピュータを構築し、公開を進める意向を示しています。これにより、今後の量子コンピュータの利用が加速し、長期的に展望を持って待望の技術革新をもたらすことが期待されています。