福島県知事選、全県議の賛成による不信任決議受け「改革を続けていくことが大事だという気持ちは変わらない」 : 新聞報道

2024-09-19

福島県の佐藤元彦知事(46)が、パブリックな問題で不信任が提案され、県議会(定数86)の全議員86人が19日、佐藤知事に対する不信任決議案を提出した。この決議は全会一致で可決され、知事の不信任が決定した。佐藤知事は「知事は停滞と混乱を極めている。これ以上県政を担えるかということは不可能である」と提案理由を説明し、記名投票が行われた。

19日の本会議では、最大会派の自民党(37人)の陣営が「県政は混乱している」と述べ、知事の不信任決議を採決。これに対し、知事は「これ以上議会を分断することが許されてはならない。私は改革を続けることが重要であるという気持ちは変わらない」と語った。

知事は、今後の仕事として、10日以内に議会を解散する方針を示した。議会解散後の選挙に向けて、自県選出議員が決を採ることになる。知事として再度当選を目指す見込み。

今回の不信任は、県内で進む再生可能エネルギーの開発や、震災復興の進捗状況に対する県民の不安が背景にある。選挙戦では、原発再稼働の是非や、福島の未来をどのように描くかが重要なテーマになることが予想されており、各候補者の公約や政策に注目が集まることが予想される。特に、原発問題に対しては賛否が分かれる中で、透明な議論が求められている。その他にも、経済振興や雇用問題、医療や教育改革の課題が候補者間で交わされることが期待される。県民の意見をどう反映させるかは、今後の選挙戦の焦点となりそうだ.