ロマンあふれるF355スパイダーの魅力

1994年に登場したフェラーリ「F355」は、348シリーズをベースにした伝説的なモデルです。その美しいデザインと性能は、多くのファンの心を捉え続けています。特に「フラッシングバックレス」の特徴が注目され、最後の採用例となった1995年モデルでは、フェラーリのライフナウを支える人々が確実に集まっていました。

圧巻の走行性能とその秘密

348から進化したF355は、3.5リッターV型8気筒エンジンを搭載。最大出力は驚異の380馬力、トルクは363Nmを発揮します。このエンジンにより、100馬力を超えるリッターあたりの出力を達成。さらに、空気抵抗性能を高めるための工夫と電子制御にも力を入れ、前モデルよりも速く、よりスムーズな走行が可能になりました。

再来のF355スパイダーがオークションへ！

今回出品された1997年モデルは、ユタ州にてオークションが行われ、走行距離は1226kmという驚異的な少なさ。外装は「フェラーリレッド」、内装はタンレザーで仕上げられています。その状態の良さから、過去にカリフォルニア名門コレクションにも出入りした貴重な一台です。

特別なコレクター向けの逸品