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ETCの大規模な問題は「想定外」、マニュアルも不在!国交省、道路各社へ対策求める だが今も「原因不明」

2025-04-09

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NEXCO中日本の高速道路で発生した大規模なETCの障害に関して、国土交通省が道路各社に対策を求めました。この問題は、2025年7月6日に発生したもので、ETC専用化に伴うさまざまな課題を突きつけています。

その障害が発生した時間帯には、通常の利用車両に影響を及ぼすような状況が見られたため、一般道に誘導された車が混雑し、クレーム殺到となりました。

中部地方のRoads社の高橋社長は「今回のような大規模な障害が、考えられていないということは驚きです。これからは、設置方針の見直しや、利用者への説明をしっかり行わなければなりません」とコメントしています。

ETC専用車両の使用が急増する一方で、障害の発生率は依然として低く、原因の特定が困難であることを指摘されています。具体的には、資材の取り扱いや、システムの整備不足が影響しているようです。

国土交通省は、障害の発生メカニズムを早急に解明し、再発防止策を講じるよう、関係機関に指示を出しています。また、将来的にはETC利用者への情報提供を強化し、安心して利用できる環境を整えることが重要です。

現在、ETCシステムは高まる交通需要に対応するために重要な役割を果たしていますが、このような問題が続くと利用者の信頼が損なわれる恐れがあります。今後の動向に注目が集まります。