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エヌビディアの半導体、中国への流出疑惑で米商務省が調査要請!

2024-12-20

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[19日 ロイター] - 米商務省は、エヌビディア(NVDA.O)の製品が過去1年間にどのように中国に流出したかを調査するよう同社に要請した。具体的には、ジェネラル・インフラストラクチャー(GI)の関係者と連絡を取ることに焦点を当てている。

さらに、エヌビディアはスポーツマイクロコンピュータ(SMCI.O)やデル(Dell)との関連で、東南アジアの顧客の取り引き調査を行うよう求められた。このような流れは、半導体産業における供給チェーンの透明性を求める圧力が高まっていることを示している。

なお、エヌビディアの半導体の流出に関連する調査では、これまでのところ5人の関係者が特定されており、その中には米国企業が含まれている。しかし、現在の時点では具体的な流出事例は見つかっていないという。

エヌビディアは「顧客とパートナーに対し全ての輸出規制を厳守するよう要求している」と述べ、流出防止対策を強化する意向を示した。デルとの関係についても、全ての取引が規制に従って行われていることを確認したと報告している。

商務省は、エヌビディアがこの問題に対してどのような対策を講じているのか、またその透明性向上に向けた取り組みを進めているのかについても注視している。半導体業界全体が国際的な競争と規制の厳格化に直面している今、この調査の行方が注目される。