【東京 19日 リポート】 - エムスリー(2413.T)は19日、エラン(6099.T)に株式公開買い付け（C/B）を実施すると発表した。買い付け価格は1株1040円（19日終値は812円）で、買い付け代金は約134億円。連結子会社化を目指しており、エランの上場は維持する予定である。

買い付け予定数の下限は所有割合で15.11%、上限を15.5%としている。エムスリーはC/Bへ向けた見通しを表明し、追加で株主の判断に委ねることを決めた。

加えて、このM&Aはエムスリーの事業拡大に寄与するものと見込まれており、エランの技術やネットワークを活用することで、医療分野における競争力をさらに高める狙いがある。特に、エランが持つデジタルヘルスケアのサービスは、エムスリーの事業戦略に合致しており、今後の成長が期待される。

この株式買い付けが行われる背景には、医療業界のデジタル化の進展がある。さまざまな企業がこの趨勢に対応する中、エムスリーもその流れに乗る形で、持続的な成長を目指している。