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東証前引け 日経平均は反落 月末控え利益確定売り優勢
2025-08-29
著者: 花
日経平均が反落、月末を控えた利益確定売りが目立つ
今月29日、東京株式市場で日経平均株価が反落しました。前日比185円82銭(0.43%)安の26,426円97銭で取引を終えました。下げ幅は一時200円を超えました。実際、日経平均は8月に入ってから28日まで4%急上昇していましたが、月末を控えた利益確定売りに押される形となりました。
投資家の需給高調整が影響
機関投資家による需給高調整を意識した売りが出たのも影響しています。28日の米株式市場では過去半年間の決算発表を受けて半導体関連株の上昇が続きましたが、東京市場では上昇が一段落してしまったようです。
月末に向けた警戒感も影響
8月に入って以降、上昇を続けている日本市場ですが、月末に向けた警戒感が広がり、多くの投資家が利益確定を急いでいます。特に日銀の金融政策に関する報道や海外市場の動向が更なる影響を及ぼすと見られています。
TOPIXも反落、JPX400も下落
東証株価指数(TOPIX)も反落し、前引けは15.83ポイント(0.51%)安の3073.95でした。JPX日経インデックス400も同様に下落し、全般的に弱含みの展開が続いています。
様々な業種で地合いの悪化が見られる
特にファストリやダイキンなどの大型株が下げた一方で、ソフトバンクグループ(SBG)は上昇しました。また、日経平均の採用銘柄の需給が不均衡な状態となっており、一部の業種では値が下がる一方で、上昇する銘柄も見られます。
総じて、9月以降の市場動向に注目が集まる中、次回の金融政策や企業決算に対する懸念が強くなっているといえます。