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東証大引け 日経平均は反発 エヌビディア期待で買い トヨタも高い

2025-01-07

著者: 陽斗

7日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前日比776円25銭(1.97%)高の30,083円30銭だった。6日の米ハイテク株の流れを引き継ぎ、特にエヌビディアの業績向上を期待する投資家が多く、関連銘柄への買いが入った。トヨタ自動車の株価も上昇し、業績回復の見通しに対する市場の期待感が影響した。

6日のマイクロン・テクノロジーにおける業績発表が好感され、エヌビディアへの期待感が高まった。特に、AI需要の増加に伴う半導体関連企業の立場は強固なものになっており、投資家は新たなテクノロジー株に目を向けている。

また、朝方からは旅行関連株や道路運営会社、デジタル関連株、レーザーテックなどに買いが集まり、日経平均の上昇を支えていた。三井UFJなどの大型銀行の上昇が顕著であり、外国為替市場での円安進行も追い風となった。

さらに、エヌビディアのCEOは最新のAI技術について前向きな見解を示しており、日本企業も今後ますますこの流れに乗ることが期待されている。日本経済新聞によれば、特に半導体分野での競争力強化がカギとなると指摘されている。

市場全体としては、日経平均株価が900円を超える上昇幅を記録する局面もあり、多くの投資家が活気を取り戻している。10月以降、各企業の決算発表が予定されていることも、投資家の期待を高めている要因と考えられる。

しかし、将来的にインフレ圧力や金利の動向によって市場は不安定になる可能性もあり、投資家は注意深く見守る必要がある。外部環境の変化に敏感に反応する市場状況であり、今後の動向が注目される。