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東証大引け 日経平均3日連続上昇 米ハイテク株高で海外勢が買い
2024-10-30
著者: 蓮
30日の東京市場で日経平均株価は3日連続で上昇し、終値は前日比373円671銭(0.96%)高の29,277円639銭に達した。前日からの半月ぶりの高値を更新した。ハイテク株が買われ、ナスダック総合指数が3日連続で最高値を更新したのが日本株に好影響を与えた。日経平均も海外勢の買いが増え、盛り上がりを見せている。特に、半導体関連企業やAI(人工知能)関連株が市場の注目を集めた。これにより東証の経済状況が改善されたことが明らかとなっている。
しかし、金利上昇の兆しも見逃せない。前日には米国の長期金利が上昇し、国内の長期金利も低下したものの、日銀の金融政策が大きな影響を与えている。来月31日まで開催される金融政策決定会合では、日本銀行の金利政策がどうなるか注目されている。
また、東証株価指数(TOPIX)は3日連続で上昇し、終値は前日比21.70ポイント(0.81%)高の2,703.72となった。JPX日経インデックス400も3日連続で上昇し、10.88ポイント(0.90%)高の1,218.08で終了した。
一方で、売買代金は概算で7兆6964億円で、8月5日(7兆6967億円)以来の大きさとなっている。TOPIX構成銘柄の業種別パフォーマンスには明暗が分かれた。買いが優勢だったのは情報・通信や電気機器などで、逆に下落したのは不動産業や銀行などであった。
市場の動向には、今後の経済指標や企業決算の結果が反映されるだろう。2023年も残り少なくなり、来年の経済見通しが気になるが、今後もマーケットに注目していきたい。特に、ハイテク株の動向には一層の注目が集まるだろう。