ビジネス
東京の12月消費者物価指数(CPI)2.4%上昇!その理由とは?
2024-12-26
著者: 裕美
東京の消費者物価指数(CPI)の上昇
総務省が27日に発表した12月の東京の消費者物価指数(2020年=100)は、特に生鮮食品を除く総合が108.6で、前年同月比で2.4%上昇しました。この上昇は、2ヶ月連続で続いており、政府の電気・ガス料金補助が10月末で終了した影響が大きいと考えられています。
市場予測との比較
この数値は、全国の先行指標としても注目されています。QUICKが事前にまとめた市場予測の中央値は2.5%上昇でした。
物価上昇の要因
物価上昇の主な原因の一つは、前年同月比で食品価格の上昇が見られることです。特に生鮮食品を除く物価は、前年比で4.0%上昇しています。食品関連では、高騰する原材料費が直撃し、過去最も大きな上昇率を記録しました。
具体的な価格上昇率
具体的には、野菜が25.8%、果物が17.2%上昇しました。これにより消費者が影響を受けることが懸念されています。生鮮食品を含む総合では109.7となり、前年同月比で3.0%上昇しています。
2024年の予測
さらに、2024年の平均の消費者物価指数は、生鮮食品を除く合計が107.2と、前年同月比で2.1%上昇しています。これは3年連続で前年を上回る結果となりました。
エコノミストの見解
エコノミストは、今後の物価上昇について警戒が必要だと指摘しています。特に、地政学的なリスクや原材料の供給問題が影響していることで、今後も価格が上昇する可能性があると見られています。このような状況下で、消費者の購買意欲が冷やされるのではないかと懸念されています。
消費者への影響
果たして、私たちの生活にどのような影響を与えるのか、今後の動向に注目が集まっています。価格上昇の波は、まさに消費者にとって新たな試練となることでしょう。