東京大学の駒場キャンパス（東京都駒場）で、女学生が午前中に集団に襲われる事件が発生しました。この事件で、傷害容疑で逮捕されたのは韓国からの留学生で、同大学の社会学部2年の女性（22歳）です。「事件当日の朝、別の教室にいた自分のハンドバッグを持ち出していた」と供述しており、警視庁捜査一課は詳細な動機を追求しています。

事件は10月11日午後3時14分ごろ、学生約15人が「日本経済論」の授業を受けていた教室で発生しました。警視庁の報告によると、男学生5人と女学生3人が、長さ約30センチのハンマーで女性を襲い、軽傷を負わせたとのことです。女学生は22歳で、日本に留学中の韓国人学生から再び襲撃されました。

被害者の女性は、「授業中にちょっとしたトラブルがあったが、彼らに軽く見られていたのかもしれない」と振り返り、事件が衝撃的だったことを明かしました。さらに、彼女は午後11時に自宅に帰宅するため大学を出た際、急に後ろから襲われたと語っています。

同大学ではこの事件を受け、警備体制を一層強化すると報じていますが、心理的な動揺は大きく、他の学生たちも不安を感じている様子です。女子学生たちの間では、自身の身を守るための自衛策についての話題も広がっています。

犯人は現場にいた複数の学生によって阻止されたとのことですが、今後も同様の事件が発生しないよう、大学側による再発防止策が求められています。これは決して一時的な問題ではなく、学生の心理的安全を守るための長期的な課題です。

今回の事件は、留学生同士のトラブルが主因とされており、異国での学びの環境で直面する問題が浮き彫りになっていると言えます。学生たちは、正しい情報を共有し合い、安全に学べる環境を築く必要性を強く感じているようです。