ビジネス
東京23区 10月の消費者物価指数は昨年同月比1.8%上昇 | NHK
2024-10-25
著者: 芽依
東京都総務局が発表した東京23区の今月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた総合の速報値で2023年10月が100に対して107.9となり、昨年の同月より1.8%上昇しました。
物価上昇の背景には、政府による電気・ガス料金への支援が影響を及ぼしており、そのため、上昇率は前月や9月の2.0%から0.2ポイント減少し、5月以来1%台まで低下しました。
一方で、食品価格については上昇傾向が続いており、「生鮮食品を除く食料」が昨年の同月より3.8%上昇しており、全体を引き上げる要因となっています。
特に、米類の上昇率は62.3%で、1971年以来の高い数値となっており、消費者にとって大きな影響を及ぼしています。
そのほかにも、「チョコレート」が21.7%、「コーヒー豆」が16.6%といった値上がりが見られ、多くの家庭が家計の見直しを迫られています。
東京23区の指標は全国の先行指標として注目されており、全国の今月の消費者物価指数は来月22日に公表されます。また、急激な物価上昇が続く中、多くの人々が生活費の増加に悩まされていることが懸念されています。国民の生活を守るために、政府のさらなる施策が求められることは間違いありません。