
世界
ドイツ政府、2023年10-12月期に借入増加へ!防衛・インフラ支出も増加!
2025-09-18
著者: 弘
ドイツの財務政策の展望
ドイツ財務省は18日、2023年10-12月期(第4四半期)において、これまでの計画を上回る905億ユーロ(約15兆67800億円)の借入を行うと発表しました。この決定は、9月期に続き、防衛およびインフラへの支出を急増させるための施策です。
経済動向と利率の変化
ドイツは、年初からの景気回復に伴い、2023年の経済成長を見込んでいますが、金利は依然として高水準のまま推移しており、一年物国債の利回りは1.5%と記録的な高さに達しています。
防衛とインフラの充実へ向けた投資
ドイツ政府は、長引くウクライナ紛争を背景に防衛費を拡大し、同時に老朽化したインフラの修復にも資金を投入しています。このため、借入金の大幅増加が避けられない状況です。また、将来的には国家防衛の基盤整備や特別基金を通じて、更なる資金が必要とされています。
未来への展望と追加的な借入
2023年の新規借入額は最終的に1430億ユーロに達し、2026年には1750億ユーロに達する見込みです。また、財務管理戦略では、第4四半期に105億ユーロの追加国債発行を計画するなど、来年の見通しも厳しい状況が続きそうです。
まとめ
ドイツ政府は、防衛やインフラへの投資を増加させ、そのために借入を拡大する方針です。これにより、経済成長を持続し、未来の安全保障を強化するための基盤を固めていく考えです。