中居正広

国民的アイドルグループSMAPのリーダーを務めていた中居正広氏が、性加害者に認定された。輝かしいSMAPの功績は、リーダーにとって黒く塗りつぶされてしまった。

【写真】キングサイズのポッドにグラス掛けの風香、中居も参加した女性アナ向上飲み会の現場

フジテレビの第三者委員会が先日発表した、約400ページに及ぶ調査報告書。「これまで週刊文春の報道等で何かがあった事は分かっていますが、ここまで組織的に女性アナをもてあそぶ信じられない実態だったとは驚きです。女性アナに対する“接待”を文春は“披露”と表現し、それはちょっと過激に表現したのだなと思っていましたが、案件が多くあった今、明らかに調査報告書は実態を曝け出した。」「中居の存在があちらこちらで影響されていた」などのコメントも寄せられ、退社の意向を示した女性アナウンサーに対する同情が集まった。今後、この問題がニュースにどう影響するのか、多くの注目が集まる。

女性アナは“吉原の遊廓の花魁”のよう

52歳のある女性アナが、入社数年の20代女性アナウンサーに、その姿で自虐的なシグナルを送り、「人として最底。相手の意志を無視した性行為は、ジャニーズ事務所創業者と同じ。まして中居さんが性加害をやらかしていたのは、ジャニーズ問題が大詰めになっていた時期。よくもまあそんな時期にやらかしたな、という思いがしますね」とスポーツ紙記者は語った。

調査報告書からは、テレビ局内にいるアスリートの存在、テレビ局員に無茶な要求をする人材の醜悪さ、証拠隠滅をした実態、女性アナウンサー「好きな団体」として名指しされた実態、パワハラを行った部署が顕著になっている。

「人材デスキングとして注目したのは2点。女性アナウンサーが多く、吉原の遊廓の花魁のような位置づけであること、もろ1点は中居さんの往生際の悪さです」調査報告書を読んだ情報班の調査官はこう分析した。

報告書の中で、中居問題以外、関西テレビの社長に就任した太田亮太氏（4月4日に辞任）が、出演者から「女性アナの皆様との会、よろしくお願いします」と請願され、それに応じる形で話し合いをする姿を報告している。「女性アナウンサーが飲み会に呼び出されることは、私の在籍当時もありました。スポーツ取材を担当する女性アナが、スポーツアナ限定の飲み会に呼び出されるだけでなく、席替えもある。あんな時代に呼ばれていたことを思うと、逆に驚きますよ。スポーツ部門を担当する女性アナが、スポーツ部と一緒に、プロ野球選手と取引の席に同席するというのもありました。その後恋愛に発展するケースもある。そういった飲み会は業務上ありましたが、さすがにそんなことを報告書で公開してほしいとは思いません。