科学

地球の季節が変わる!過去20年間の驚くべき変化とは?

2025-09-04

著者:

春が訪れれば花が咲き、夏が来れば虫が動き出す。四季折々のサイクルは、世界中どこでも共通と思われがちですが、実は驚くべき現象が起こっていることをご存知でしょうか?

実際、春と夏で植物が芽吹くタイミングや動物が活動を始める時期には、場所によって大きな差があることが新たな研究によって明らかになりました。オーストラリアの連邦科学産業研究機構(CSIRO)が発表した研究では、過去20年間のデータを用いて、地球全体における植物の成長サイクルの変化が分析されました。

その結果、季節のズレ(季節的非同期)が、世界各地で確認されたのです。特に農業や経済活動にも大きな影響を及ぼす可能性があることが分かっています。この現象は、植物の進化や生態系の成立においても深く関わっているとされています。

この研究は、学術誌「Nature」に2025年8月に発表され、特に注目を集めています。具体的には、植物が花を咲かせたり、芽吹く時期が年々ずれている様子が観察されています。