海面が下がり、地球が自ら沈む！？

最近の研究によると、世界中で7000近くのダムが建設されたことが影響し、地球の自転軸が1メートルも沈下したという驚きの事実が明らかになりました。この現象はいかにして引き起こされたのでしょうか？

アメリカ・ハーバード大学の研究グループは、海面の低下が自転軸に及ぼす影響を分析しました。その結果、多くのダムによる水の移動が、地球の重心を変化させる要因となっていることが示されたのです。特に、海面水位が変動することが、これらの現象に大きな影響を与えているという点が指摘されています。

過去の影響と未来の予測

研究は1835年から1954年までの北米と欧州でのダム建設の事例を調査し、その後54年間にわたるデータをもとにまとめられました。2011年に発表されたこの研究によれば、これらのダムが地球の自転軸に及ぼす影響は深刻であり、北極点と南極点の位置さえも変動しているとのことです。

新たな水源管理への提言

さらに、北西部の滝川グランドキャニオンの水量は、ダムに貯えられた水の2倍とも言われています。このような状況では、ダムによる水管理の方法が見直される必要があります。海面が下がったことによる影響は、多岐にわたるため、今後の対策と研究が急務とされています。

果たして、私たちの未来はこの変化にどのように適応していくのか。地球の不思議な動きに、今後も目が離せません。