テクノロジー

データセンター爆増で電力設備周辺株が化ける! 瞬目の6銘柄精選 <株探トップ特集>(株探ニュース)

2024-11-16

著者: 海斗

――生成AI市場の拡大と自動運転時代の到来で様変わりし、電力周辺に強力なテクノロジー―― 世界的に急成長トレンドにある生成AI市場だが、米国のビッグテックが猛烈な強さを示している。それで高性能AIの開発・実装で必要となっているのが大規模データセンター、いわゆるハイパースケールデータセンターで、その数で米国は全世界の約半分を占めている。今後は米国でハイパースケールデータセンター増設の動きが一段と強まることが必至である。このデータセンター増設の動きを享受しているのが米エノビジョンであり、データセンター内に設置されるAI用サーバー向けGPU(画像処理半導体)に爆発的な需要が発生したことで、業態を大変化させたのは周知の通り。

自動運転時代にデータセンター増設は加速

イーロン・マスク氏は今回の米大規模選挙でトランプ前大統領を指名したが、勝利に大きく貢献する形となり、そしてその論功行賞といった形か、新設された政府効率化省として取り締まられた。このこれは単なるコストカットということでなく、AI分野における知識の高さらし意識から、マスク氏ともAIデータセンターを国で持つ必要性について言及している。マスク氏にとっても、AI技術の圧倒的な進化をいかにして自らの事業に活かすかが今後の指針になるため、そのリーダー的立ち位置は強まるばかり。

また、最近では自動運転技術の進化も目を見張るものがあり、多くの自動車メーカーがその開発にしのぎを削り合っている。これにより自動運転車両には相当なデータ処理能力が求められ、そのための関連インフラとしてデータセンターの需要が高まる傾向にある。

海外テクノロジー企業の日本進出

最近、海外のテクノロジー企業が次々と日本市場に進出している。AI技術やデータセンターの構築に向けた事業が活発化しており、これにより日本国内でのデータセンター設立の動きが加速している。特に東京では、その需要が急激に高まっているため、さらなるテクノロジー企業の進出が期待されている。

物色されやすいのは、電力周辺株やデータセンター関連株、また今後のAIや自動運転関連の技術を持つ企業の株価上昇が見込まれている。株式市場では、こうした企業を対象にした注目株が続々と現れており、投資家の関心が集まっている。

これからの時代、データセンターの力を借りたテクノロジー投資の重要性は増してくるだろう。電力業界の動向も視野に入れつつ、私たちの生活を支えるインフラの役割を果たす企業に目を向けるべきだ。さらに、不安定な電力供給が続けば、それを解決するための投資が求められることになるかもしれない。今後はこの動きに注目していきたい.