大学入試共通テスト、化学の分析速報 難易度は、大学入試2025
2025-01-19
著者: 葵
大学入試共通テスト2日目は2025年1月19日、全国一斉に行われた。大手予備校河合塾による各教科科目の問題分析を速報する。理科の「化学」の分析は以下の通り。
化学の難易度分析
受験生たちの興味を引くトピックが多く出題され、多くの問題が特色ある内容だった。
難易度
【昨年並み】昨年に引き続き、問題文やグラフから必要な情報を読み取ったり、正しいグラフを判断する問題が多く出題された。
出題傾向の分析
第1問は物質の構成・物質の状態、第2問は物質の変化で、いずれも理論分野からの出題であった。第3問は無機物質・物質の変化、第4問は有機化合物・高分子化合物からの出題であった。第5問は原油を分留して得られた物質に関する総合問題で、有機化合物の反応、化学反応の量的関係、化学反応の熱などが問題にされた。さらに、既習の教育課程に関する選択問題としては第6問が用意されていたが、その内容は第5問と同じであり、化学反応と熱に関する問題が出題された。
出題分析
大問数は昨年と同じ5問であった。小問数は1増加、マーク数は3増加したものの、ページ数は同じで、全体としての分量は昨年並みであった。
化学の問題・解答
⇒「化学」の解答はこちら
⇒各科目の問題と正解一覧はこちら
各科目の問題の分析
・1日目
⇒【国語】
⇒【英語】リーディング
⇒【英語】リスニング
⇒【地理歴史】地理総合、地理探求
⇒【地理歴史】歴史総合、日本史探求
⇒【地理歴史】歴史総合、世界史探求
⇒【地理歴史】地理総合
⇒【地理歴史】歴史総合
・2日目
⇒【理科1】物理基礎
⇒【理科1】化学基礎
⇒【理科1】生物基礎
⇒【理科2】物理
⇒【理科2】化学
⇒【理科2】生物
⇒【数学1】数学A
⇒【数学2】数学B
・情報
⇒【情報1】旧情報
⇒【情報2】新情報
各問題は昨年に比べて単純であったが、複雑な思考を必要とする問題も多く出題された。受験生たちはこのテストに対する準備を徹底する必要がありそうだ。