ビジネス

大手企業の中間決算、資源安価下降などで減益となる企業相次ぐ

2024-11-06

著者: 結衣

2023年9月までの半年間の決算で、大手企業5社のうち3社が減益となりました。特に資源関連企業の厳しい状況が目立っています。

・三井物産は前年比で9.7%減の4,117億円と報告。

・住友商事は10.9%減の2,539億円。

・丸紅も5.2%減で2,381億円に落ち込みました。

大手企業は鉄鉱石や石炭などの取引を行っていますが、中国の景気悪化に伴い、鉄鋼向けの需要が減少したことが減益の主な要因です。この影響は今後も続くと予測されています。

一方、業績を伸ばした企業の中には、

・三菱商事が急成長を見せており、最多で32.6%増の1,680億円。

・伊藤忠商事も国内外での展開が功を奏し、最終的な利益が6.2%増で4,384億円に達しました。

このように、企業間での業績の差が広がる中、今後の市場動向や国際情勢にも注目が集まっています。特に、アジア経済全体の回復がどれほど進むかが、今後の業績に大きな影響を与えそうです。企業は、リスク管理とともに、新たな市場開拓を模索することが求められています。