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大連万博、空飛ぶクルマの商用運行見送りへ 審査に時間 - 日本経済新聞
2024-09-25
著者: 弘
2025年国際博覧会(大連・関西万博)で、目玉の一つとして政府や日本国際博覧会協会などが指示した「空飛ぶクルマ」の商用運行について、安全審査の遅れから日本航空(JAL)とANAホールディングス(HD)が見送ることが確認された。この決定は、空飛ぶクルマを運航する4社全てが一般客を乗せた運行を実施しないこととなった。
近く日本国際博覧会協会が開く会議で報告がある見通しで、4社は今後、デモフライトに向けて運航試験を進める考えだ。空飛ぶクルマの技術革新が進む中、衛星通信やAIを活用した新たな飛行ルートの確保が求められている。2025年の万博に向けて、業界全体が連携して安全性の向上に取り組む必要がある。
実際、世界各国で空飛ぶクルマの開発が加速しており、特にアメリカや中国では実用化に向けた実証実験が進行中である。これに対抗するため、国内企業も研究開発の強化や政策提言を積極的に行っている。万博を機に、日本の空飛ぶクルマ産業が国際的にどのように発展していくのか、業界の動向から目が離せない.