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大関・琴奨菊が7敗目、稀勢の里が場所前からの危機感を口に…「琴奨菊の足腰が弱かった」

2025-01-23

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■大相撲 11月場所 12日目(11月13日、東京・両国国技館)

大関・琴奨菊(香川県出身)は、場所前からの厳しい状態が続いており、宿敵と呼ばれる横綱・稀勢の里との一戦で敗北を喫し、これで7敗目を迎えた。対戦相手の稀勢の里は、充実した体調で臨んだが、琴奨菊はその足元の弱さが目立ち、勝負所でダメージを受ける結果となった。

11日目を終えて5勝7敗と苦しい立場に立たされていた琴奨菊は、この日もすぐに立ち直れず、相手に攻撃を許してしまった。試合終了後のインタビューで、稀勢の里は「タイミングが大事だ。力の差は少しあるけど、もっと成長が必要だ」と語った。

ここまでの戦績を見ると、琴奨菊の相撲には重心がなく、踏ん張りが効いていない印象を与えた。土俵に立つ姿勢に改善の余地があることを、専門家たちも指摘している。これに対し、大関は「まだまだやれる、取り組みが続けば良い結果が出せるはず」と前向きな発言をしている。

一方、十両から幕内に昇進した若手の力士は、琴奨菊の不調を受けて、逆にチャンスと捉え、さらなる奮起が期待されている。相撲界全体が盛り上がる中、琴奨菊は立ち直ることができるのか、注目が集まっている。