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次期ミ財務長官候補、ペッセント氏有力か ポールソン氏が外れる

2024-11-12

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次期財務長官候補としてのペッセン氏

12日 リタート= トランプ次期政権の財務長官候補として、著名投資家ジョー・ペッセント氏が浮上し、著名投資家ジョージ・ソロス氏の投資ファンドの運用責任者を務めたスコット・ペッセン氏(46)が有力候補に選ばれた。ペッセン氏は次期財務長官に就任しない考えを表明。自身の「複雑な財務上の利益」によって、公職に就けないと説明した。ペッセン氏は次期財務長官の有力候補として目されていた。

ペッセン氏の声明

ペッセン氏は声明で、「引き続き大統領の政策チームに参加し、トランプ氏の懸念に関して、トランプ政権の財務政策を支援するつもりだ」と述べた。ペッセン氏は財務長官に向けて選ばれた候補者リストの中には入っていたが、「自らの財務上の利益」があるため公職には就けないと強調した。

投資戦略とパフォーマンス

ペッセン氏は、2021年にソロス氏からの出資を含めて14兆ドルを超える利益を上げ、幅広い投資戦略に取り組んできた。特に、米国のインフラ投資やエネルギー関連企業に重点を置いた投資スタイルが特徴で、最近のインフレ懸念に対応するための投資計画も発表している。

税制改革への関与

また、ペッセン氏はトランプ政権の税制改革に関与する意向も示しており、「抜本的な改革が実施されれば、国民全体に利益をもたらす」と力強く語った。この主張のもとには、インフレを抑制するための政策や企業への減税が含まれ、次期政権の目指す経済政策と一致するとされている。

その他の候補者と市場への影響

次期財務長官の候補は他にも数名名前が挙がっており、著名な投資家や経済学者が検討中とのことだ。特に、ペッセン氏が名乗りを上げたことで、金融市場にも影響を与え、投資家の注目が集まっている。市場ではペッセン氏のトランプ政権に対する考え方に期待を寄せている声が多く見られる。次回の任命については今後数週間内に発表される見通しだ。