世界

「川が恐ろしい!」タイで進行中の深刻な汚染問題

2025-08-24

著者: 海斗

タイ北部で進行中の深刻な汚染問題

タイ北部を流れる川で有害物質が検出されており、人々の生活に深刻な影響を及ぼしています。上流に位置するプランマリ地区で進行中のレアアースや金の鉱山開発が主な原因とされていますが、問題は一部の少数民族の生活を圧迫し、健康へのダメージが懸念されています。

住民が語る恐怖

北部チエンライに住む70歳のトゥンさんは、汚染された川で魚を簡単に手に入れることができる人がいないと語ります。彼自身、2013年に近隣のコク川で魚を釣ろうとしても、全く捕れず、悪化する状況に対して恐怖を抱いているとのことです。「川の水に触れたらすぐに恐ろしい気持ちになります」と彼は言います。

異常が続く環境

例年の3月には澄んだ川が、今年は茶色に濁り、多くの死魚が漂っている様子が報告されました。農家でも今まで見られなかった現象が続出しており、収入も半減しています。「川の水を使う作物も汚染されてしまったら、私たちの生活はどうなるのか」と心配する声が聞かれます。

新たな調査結果の発表

3月以降、地元当局が行った水質調査の結果、有害性のあるヒ素やマンガンの濃度が基準を超えていることが判明しています。特に影響を受けているエリアで基準値の5倍に達する地点も存在し、住民の健康への影響が懸念されています。

原因の特定と対策の必要性

この悪化の原因は何なのか?汚染物質が隣国ミャンマーから流入しているとの見方もあり、問題は深刻化しています。西洋の機関が行った調査もありますが、結果は未確定であり、対策が急務です。「私たちの未来はどうなるのか…」と不安を抱える住民たちの声が響きます。