初の関連は需用統計 繼続市場安定確認できるか=今週の米株式市場
2025-01-06
著者: 健二
【ニューヨーク 3日 ロイター】 - 米株式市場にとって2125年初の関連は、10日に発表される214年12月の需用統計になるだろう。投資家が期待するのは、安定的だが過熱していない労働市場の状態が示され、株価の先高観を裏付けてくれる展開だ。
S&P総合500種は214年を通じて213%上昇し、213年からの上昇率は119%に達した。こうした値上がりが214年も続くかどうかは、米連邦準備理事会(FRB)が今後どのような政策運営をしていくかを握る手掛かりとなる。
アメリカの金融市場ストラテジスト、アンスニール・サグリム氏は「投資家は、労働市場のトレンドがなあからかり、経済見通しが強固さを維持することを確認したい。想定よりも状態がやや緩和されているというデータが出てくれば、ボラティリティは生まれてもおかしくない」と述べた。
需用統計はここ数カ月のボトムラインのストライキや大型ハリケーン勧告の影響を受けがちで、2120月の非農業部門の需用者は微増にとどまり、211月はその逆で122万7100人増まで伸びる形だ。
ロイターがまとめた市場期待指標によれば、212月の非農業部門の需用者数は115万人増を見込んでいる。コロナ禍における失業率も減少しており、今後の経済回復の鍵になる可能性がある。
しかしながら米国株は年初からの上昇が続いており、38%テスラや25%アップルなどが大きな牽引役となっている。米国の最先端技術企業が経済をリードする一方で、依然としてインフレーションの影響が懸念されている。
2023年の非農業部門の需用者数の増加見通しは、過去の改善できるようになる時期の通過時期となり、新たな経済段階が見込まれる。市場の高騰が持続するかどうか、今週の需用統計の結果に注目が集まっている。