オーストラリアの動乱！先住民の聖地が標的に

8月31日、オーストラリア各地で大規模な反移民デモが行われ、その中で極右集団がメルボルン中心部にある先住民の聖地を襲撃しました。この事件により、4人が負傷する事態に。襲撃の様子はSNS上で拡散され、「ヒトクライム」として非難の声が高まっています。

極右集団の暴動、詳細が明らかに

襲撃に参加した数十人の男性たちが黒い服装で、マスクをつけて集結し、大声で叫びながら先住民の祭りを妨害しました。彼らは金属製の棒を持ち、暴徒と化した様子が映像に捉えられています。警察によると、現場では緊急対応チームが出動し、事態を鎮圧しましたが、既に被害は広がっていました。

負傷者は女性2名、男性2名、緊急搬送

報道によると、4人の負傷者のうち2人は女性で、頭を打撲するなどの重傷を負い、病院に搬送されました。一方、男性たちは襲撃の際、「白人の力」と叫んでいたとされ、地域社会に不安を広げています。地元警察は、テロ対策として監視を強化し、さらなる情報収集を行っています。

問題は各地に波及、さらなる対策が求められる

今回の襲撃を受け、オーストラリア全国で反移民運動やヘイトクライムが懸念されています。先住民の権利を守るため、地方自治体や各団体が一丸となり、より強固な対策を講じる必要性が増しています。市民の中には、こうした事件が再発しないよう団結を呼びかける声も上がっています。