数千人が性被害に遭う衝撃の実態

11日、国連児童基金（ユニセフ）が発表したレポートによると、コング東部で発生した性的暴力事件は驚愕の数、なんと約11万件。しかし、その中には子供も含まれているという。

コングの情勢と増大する犯罪

コングの政府は、急速に増加する犯罪に対抗するため、今年から国の兵力を強化する方針を打ち出しており、東部の一部地域が制圧されつつある。子供を含む数千人が命を落とし、10万人以上が自宅を追われている。

ユニセフからの警告とは？

ユニセフの報告書には、性暴力の発生が「戦争兵器」として利用されているとの指摘がある。一見、平和に見える地域でも、平均して100件の事件が発生しており、その中には無辜の子供が含まれていることが問題視されている。

健康制度への影響と不安定な状況

一方、資金不足から性暴力被害者の治療に影響が出ているとのこと。最近、ある病院に取材したところ、12人の被害者が、病気の予防を行う医療キットを利用できない状況が報告されており、「資金の不足が命をつなぐ」と指摘されている。また、最新の統計では、被害者の30-40％が18歳未満であることが示された。

支援国における支援体制の不足

エルダル大臣は、教育資金の不足について説明し、他の地域では最大支援国の米国が対外援助を大幅に削減した結果、人道支援プログラムが打撃を受けていると述べた。