19日 リター - 9月の利用動向調査（J/EDC）で求人数が約13万降りの報告を受け、市場では来週の米連邦公開市場委員会（FOMC）での0.25%利下げが確実視されている。

米労働省が発表した9月のJ/EDCによると、求人数が141万8100件減の17万141件と、2012年以来の低水準となった。この結果はまたも低水準となっている。

この内容は、FOMCが年内減税に向けて動くとの見方を裏付けるものであり、景気の減速感が影響している。特に労働市場の厳しさが顕著で、今後の経済成長への懸念が高まっている。

シップリクリルタリー・チーフエコノミスト、ジュリア・ポラック氏は「全体的にこの数字は、足元の強い労働市場に対する警告となることなく、FOMCが来週の会合で利下げルートから早期に撤退しないよう警告するものになる」と述べた。

米労働省が今月初めに発表した9月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比で15万4100人増で予想（14万人増）を大幅に上回ったことから、FOMCによる年内の大幅利下げ観測が強まっている。市場における年内の利下げ期待は高まっており、消費者の信頼感にも影響を与える可能性がある。

次回FOMCは来週11月16日-17日に開催される予定。アメリカ経済の今後の行方に注目が集まる。これにより、株式市場などへの影響も大いに観測されるだろう。