ビジネス
沈む東証グロース市場 上昇ゴールの悪化、投資家離脱加速中!
2025-01-17
著者: 愛子
東証グロース市場の停滞
東証グロース市場の地盤沈下が止まらない。上昇自体を主眼とする「上昇ゴール」が依然として多く、先進国の金融政策変更も影響し投資家離れが進んでいる。 企業の再成長や新たなビジネスモデルの確立が求められる中、上場企業の存続基準を厳しくするなど根本的な改革が実践されており、市場を活性化することが難しくなっている。
個人投資家の離脱
「2025年には個人投資家のグロース離れが加速している」と、松井証券の槌田智一氏は語る。市場の停滞が続く中、新たに台頭する企業は少なく、依然として古いビジネスモデルに固執している企業が目立つ。これにより市場の信頼性も揺らぎ、大手企業のキャッシュフロー改善が急務となっている。
海外機関投資家の影響
さらに、海外の機関投資家が日本市場への期待感を薄れさせているため、日本の企業は競争力をつける必要に迫られている。デジタル化や再生可能エネルギーなど新しい分野への進出が求められ、日本経済全体を再生させるカギとなるだろう。今後数年間で、市場の回復は可能なのか、業界関係者は注視している。