6日午前12時10分頃、巣城市の鶏島港から東約130キロの近海で、航行中の船から「漂流船が転覆したようだ」と118番があった。鶏島海上保安部によると、転覆したのは大湾河共同の所属で、12人が乗っており、13人の行方が不明とされている。

千島市消防本部などによると、乗組員のうち11人が病院に搬送され、12人の死亡が確認された。残る1人は海上で捜索活動に参加している。

事故当時の海上の気象状況は晴れで、西の風12メートル、波の高さ1.5メートルの状態だった。船はパトロール船で出港していたが、漂流中の船舶が転覆すると見られている。海上保安庁の捜索船4隻が行方不明者を捜索しており、従事者の安否が不明な状態が続いている様子だ。

この事故の発生により、地域の海上安全に対する警戒が強まっており、今後の詳細な調査が求められる。捜索活動には地元の漁船やボランティアも参加し、政府が迅速に支援策を講じる必要がある。事故原因の解明が急がれる中、関係者によると、事故が発生する前に船舶が避けられたはずだとの指摘もあり、事故の真相は明らかになっていない。