
ビジネス
長期金利が昨年8月以来の大幅低下-安全資産需要高まる
2025-04-03
著者: 芽依
長期金利が先日10日の取引で大幅に低下し、前日比0.01%超の大きな動きを見せました。これは、トランプ政権の相互関税政策の発表を受けて、安定した資産への需要が高まっているためです。
3日の債券市場では、長期金利の指標となる新発10年国債利回りは1.34%と、前日終値の1.47%から急低下しました。この低下幅は昨年8月以来の大きさとなっており、投資家の間で安全資産への関心が高まっていることを示唆しています。
特に、三菱UFJ証券によると、「関税政策は想定以上に厳しい内容で国内景気にマイナスの影響を与え、債券市場は高利回りでも魅力的」と指摘されています。
また、債券先物市場で中心限月の6月物は一時前日比1.42円高の140円600銭まで上昇しました。投資家たちは不透明な経済情勢を背景にリスクを回避する動きが強まっており、今後の市場展開に注目が集まっています。