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「常に強い打球を」 手控えのオースティンの先制ソロで強打復活 | 毎日新聞

2024-10-30

著者: 健二

・ソフトバンク0-5DeNA(30日・みずほドーム)

DeNAは手控えの選手が連日の活躍を見せている。前夜は左太もも肉離れを抱えた東克樹の好投ならば、この日は左足首の打撲を持つ主砲・オースティンが先制ソロを放った。"正直痛かった"と苦笑するほどだが、好調な打撃を誇る。今季、パ・リーグで首位打者に輝いたのは、追い込まれた状態で見せるクレバーな面があるからだ。

「(バットの)芯に当たるイメージを強く持っていた」と語るオースティン。これで今シーズン146本のホームランを打っており、右打者としてもいまだに驚異的な数字を記録している。

26日の日本シリーズ第1戦、自打球で左足の腱を痛めた。第2戦は出場すらできず。「自分が打てる選手はもういない」と苦しんでいたが、指名打者制となる第3戦から何が変わったのか。それは「野球を愛している」からだ。

来年5年目の今季は初めて規定打席に到達したが、昨年までの積み重ねが影響している。そして、いかに支配下登録の選手として存在感を発揮出来るかが鍵だ。

そんな援護に恵まれたのか、7回には打線が繋がり4得点を挙げた。DeNAの強力打線が目を覚まし、勝敗は2勝2敗の五分。加えて、本拠地・横浜スタジアムに戻ることを「本当に楽しみにしている」と主砲は語り、さらなる活躍を期待している。【横浜日報】