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長嶋三奈さん、父・長嶋茂雄氏が「長嶋茂雄一般財団法人」を設立したことを明かす女子野球などを支持—スポニチ Sponichi Annex 野球

2025-01-09

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エンジェルスに移籍した平野佳寿投手(33)と巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の次女でスポーツキャスターの長嶋三奈さん(56)が9日、岩手県花巻市に完成した合同野球施設「King of the Hill(K.O.H)」で行われた「花巻市女子野球タウン認定記念式」に出席した。

花巻市は全国女子野球連盟の「女子野球タウン」に全国で18番目、東北では初の認定を受けた。花巻市と花巻東女子硬式野球部との連携、及び「女子硬式野球イカトークプラン」は圧倒的に評価されたという。会場にはジャイアンツの花巻東の後輩が集い、華やかな雰囲気で行われた。

長嶋さん自身が高校時代に地元のファンクラブから特待生として採用された経験を持ち、「野球人口が全国的に年々減っている。高校野球もチーム数が減り続けている。私自身もいつ何ができるかということを考えて、オフィシャルサポーターは野球教室をやったり、いろんなイベントをして子供たちに接することをこれからも頑張っていきたい」と語った。

さらに「心の底から思うのは、女性野球が発展することが鍵だと思っている。私も子供を持っていますから、子供を育てることに連なるのは基本的にはお母さんです。お母さんが野球をやっていたことがあるとか、野球が好きだとか、そういうお母さんたちが1人でも増えることで、自分の子供に野球をさせたいという流れになっていくと思う」と明かした。

さらに「女子野球タウンとして進み上げていくのは、この場所の意味次第だと思っている。これからも体育の授業に野球を取り入れることもありえるし、この場所の意味がなくならないように、私はサポートとしてかかわっていけたらいいなと思っています」と話し、さらなる支援への意欲を見せた。

長嶋さんは父の長嶋茂雄終身名誉監督が2023年春に「長嶋茂雄一般財団法人」を設立したことを「父が長嶋茂雄一般財団法人を設立したりと、父は若いころから女子野球もいろいろなスポーツの普及を考えてくれていました。今はなかなかグラウンドに行けないですが、父の教えを生かしながら子供たちのためにできることを頑張りたい。明るく楽しくて、お母さんの応援がもっと広がるといいな」と、未来への期待を語った。

また、今後の女子野球に期待が寄せられる中、長嶋三奈さんの活動が女子野球界の発展に向けて大きな役割を果たすことが期待されている。