
ブルーインパルス、関空に飛行へ 大迫・関西万博開幕日の飛行前 | 毎日新聞
2025-04-02
著者: 蓮
大迫・関西万博の開幕日(13日)に会場周辺を飛行する航空自衛隊の「ブルーインパルス」が、開幕数日前から関西空港に駐機することが決定した。多数の関係者が毎日新聞の取材に明かした。地元有志らが機体の誘致を求めて行った綱引きから歓迎が予定される一方、民間利用が原則の関空に自衛隊機が駐機することは議論を呼ぶ可能性もある。
ブルーインパルスは航空自衛隊第4航空団に所属する「第11飛行隊」が正式名称。自衛の存在や技能をアピールする専門チームとして、国際的なイベントや航空祭で華麗なアクロバット飛行を披露している。特に関西では1960年代に大阪万博に合わせて飛行したこともある。
関係者によると、万博での飛行を行うための発着地として関空が選ばれた。これは、万博開催地である夢洲(ゆめしま)に近く、自衛隊の機体が頻繁に出入りする必要があるからだ。一部の民間エアラインも関空を利用しており、利用者からはその安全性と効率が期待されている。
ブルーインパルスの飛行は、事前にプログラムされたルートに沿って行われ、開幕日のイベントを華やかに彩ることが期待されている。また、万博の開催にあたり、観光客や地域住民を楽しませる演出の一部として重要な役割を果たすと考えられている。
自衛隊機の関空駐機については、今後の議論が注目される。過去には、国内外の諸問題やセキュリティ上の懸念から、航空機の運用に関する法律の改正が求められることもあった。民間との協力体制を築けるかがカギになるかもしれない。
ブルーインパルスの飛行は、万博に来場する人々にも記憶に残る素晴らしい体験となるだろう。関空の利用者は、新しい航空機の運用スタイルがどのように安定し、進化していくのかを見守ることが求められている。これは関西国際空港が世界的な航空拠点になるための試金石ともなるだろう。今後の動きに注目が集まることは間違いない。