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ブラックロックのビットコイン資金流出、過去最大の金額を記録 - 年明け後
2025-01-03
著者: 海斗
米投資運用大手ブラックロックのビットコイン関連投資ファンド、イシェアーズ・ビットコイン・トラスト(ティッカー:IBTC)が、12月に過去最高となる4330万ドル(約520億円)の資金流出を記録しました。この流出は、2023年12月22日からの3営業日連続での出来事であり、同期間として最も長期的なものとなりました。
さらに、資産規模が530億ドルを上回る最大のビットコイン関連ファンドであるIBTCでは、1月のデビュー以降、機関投資家の間で大ヒットとなっていたものの、370億ドル近い資金が流入しています。ビットコインは12月半ばに10万8315ドルの最高値に達する中、出金が続いている状況です。
関連報道によれば、ブラックロックのビットコイン関連ファンドは「IBTC史上最高の出金」を記録したことが分かりました。
2024年に向けた資金流入の見込みは、ビットコインの記録的な上昇が一服しつつある中、フルームバックが始まると報じられています。ブラックロックが新たなファンドを開始することで、米国のビットコイン関連投資が再活性化される可能性がありますが、一方で高い流動性を保持することが求められます。
「機関投資家がリスクを回避し、年末のバランスシート調整を進める中、資金流出やオープンインタレストの減少が予想される」とコメントしたのは、アナリストのマイケル・マクイーン氏です。
ブラックロックのビットコインファンドは主要な暗号資産ディーラーと連携しており、高い流動性を配送可能な形で提供することが求められています。今後の動向に注目が集まります。