科学

不思議な「ダークマター星」発見の可能性:太陽の100兆倍の明るさ!

2025-06-15

著者: 陽斗

衝撃の宇宙現象、ダークマター星とは?

最近、名古屋市立大学をはじめとする研究者たちが発表した論文「Spectroscopic Supermassive Dark Star candidates」では、「ダークマター星」という非常に珍しい天体の存在可能性が指摘されています。この星は、宇宙の果てで観測されているもので、特に注目を集めています。

ダークマター星の謎が深まる

2007年に理論的に提唱されたダークマター星は、通常の恒星とは根本的に異なる性質を持っています。そもそも、ダークマター星は水素とヘリウムから成る巨大な天体ですが、その質量は太陽の100兆倍にも達する可能性があります。これまでの観測から、ダークマター星の兆候が発見されていることが明らかになってきました。

JWST(ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡)が捉えた驚きのデータ

研究チームは、JWSTによる観測データを使って、特に2つの星(「JADES-GS-z11-0」と「JADES-GS-z13-0」)がダークマター星に関連している可能性が高いことを発見しました。それらは、非常に遠い地点に位置しており、太陽系から約410億光年の距離に存在します。これは、過去の研究と比べても、最も遠いダークマター星である可能性があるのです。

新たな発見がもたらす宇宙研究の進展

今後、ダークマター星の存在が実証されることで、宇宙の起源や進化について新たな知見が得られると期待されています。また、JWSTの技術が進むことで、これまで未解明の宇宙の神秘が解き放たれる日が近づいているのかもしれません。

宇宙の新たな探求の旅が始まる

ダークマター星の発見は、私たちの宇宙観を根本的に変える可能性があります。もしも、この星の存在が確認されれば、宇宙の成り立ちに関する新しい概念や理論が生まれるでしょう。これからも、宇宙の探検は続き、さらなる驚きが待っているはずです。