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「不眠不休」で万博マルタ館の建設も費用未払い、提訴の理由とは?

2025-06-13

著者: 愛子

万博マルタ館の建設を巡る問題

大分・関西万博の海外パビリオンの設計に関する問題が浮上しています。この問題は、万博館の工事に関わった企業が、未払いとなっている建設費用に対して訴訟を起こしたことから始まりました。万博が予定される2025年までの時間的余裕がない中、訴訟は大きな波紋を呼んでいます。

訴訟の背景と現場の状況

訴訟を起こした企業の男性は、13日、大分市内で取材に応じ、不安な心境を語りました。「実際に24時間、不眠不休で働き、食事もろくにとれない状況だった」と強調しました。工事の進捗が遅れ、コミュニケーションも取れないまま進められたため、状況が悪化してしまったとのことです。

未払い金額と提訴の詳細

提訴の理由としては、未払いの建設費用およびそれに関連する2800万円の請求が挙げられます。特に、訴訟を受けた側は「既に予定された期日までに間に合わなかった」「コロナ禍の影響も大きい」との見解を示しました。

今後の見通しと影響

同様の状況にある企業が他にも存在し、未払いに関する進展次第では、万博全体の運営にも影響が出る可能性があるとされています。5月には、アングラー館の工事に参加した4社が、「被害者の会」を設立するなど、事態はより深刻化しています。今後の展開に注目が集まります。