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ビジネス書手がける「凪のシステム」が法的整理へ…船井電機を買収後グループの業績が混迷

2025-07-02

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「凪のシステム」とは何か?

東京・江東区に拠点を置く出版会社「凪のシステム」が、厳しい経営環境に直面し、法的整理に入ることが報道されました。この企業は主にビジネス書の出版を手がけており、過去には業界での成長を期待されていましたが、最近の業績は不振に陥っています。

経営状況の悪化

同社は、発行したビジネス書の売上減少や、市場競争の激化により、2020年の収支が赤字に転落。特に、新型コロナウイルスといった外的要因も影響し、収益構造が脆弱であることが露呈しました。経営不振の中、必要な資金を調達することも難しくなり、業務の継続に暗雲が立ち込めています。

船井電機との関係

2021年には、船井電機(現在のオフィスの計画を完了している)を買収し、さらなる成長を目指しましたが、実際にはグループ全体の業績を惹き起こしました。凪のシステムの代表である上田智一氏は、「船井電機との連携がうまくいかず、業務の多角化も期待通りには進んでいない」と述べています。

今後の展開はどうなる?

今後は、法的整理を経て、再建の道を模索することとなります。上田氏は、「新たなパートナーシップを築き直し、再生を図る」との意気込みを表明しています。市場での競争が厳しい中、事業の再編成と資金調達が鍵となるでしょう。無事に再建できるのか、今後の展開に注目です。