17日投開票の兵庫県知事選で再選した斎藤元彦氏（47）の2期目が、混乱した県政の立て直しから始まる。内政問題以下、生まれた怒りをどう収めるのか。県民が示した結論を受け、知事と議会が互いに関係修復を進めていくことが期待される。

「まだ実感が湧かない面もある。多くの県民の支援を得て当選できたことを嬉しく思う」と語った斎藤氏。前回を上回る111万票を獲得したことから、1夜明けた18日午後、斎藤氏は神戸市内で記者会見を開き、今後の方針について語った。

斎藤氏は、「これからの県政は、県民の信任を受けて進めるべきだ」と強調し、議会との歩調を合わせながら、県内の様々な課題に取り組んでいく意向を示した。特に、従来の方式とは異なる新しい政策を打ち出し、県民の生活向上に貢献することを目指すという。

県民の意識調査によると、知事の選出についておよそ7割が「県政への関心が高まっている」と回答しており、斎藤氏には大きな期待が寄せられている。

この結果、斎藤氏はさらなる挑戦を続け、未来の兵庫県を築いていく決意を新たにしている。議会側も、継続的な対話を通じて合意形成を図り、より良い県政を目指す姿勢を示しており、いずれも前向きな展望が期待される。