閉店したおもちゃ屋を清掃→まさかのお宝発掘に業者が驚愕 400万円超の「超時価買取」『こんなことになるとは』

2025-01-06

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閉店したおもちゃ屋の清掃を依頼され、まさかの発見があった。ネットオークションで売りに出すと、予想をはるかに超える金額で入札されたという業者がいる。詳しい話を聞いた。

「こんなことになるとは誰も想像していなかったです。残留物とかは、今までにもオークションに出していたんですけど。過去の件数で言うと、6000件以上は出してきたんですけど、こんなことは初めてで、エッ! って驚きました。」

新年早々、幸運な話を語ってくれたのは、大阪を拠点に不用品回収やハウスクリーニングを行っている不用品回収業者だ。昨年は7400件の現場をこなし、そこで手に入れた残留物を家主の許可のもと引き取り、オークションに出すことがある。

思わぬお宝が眠っていたのは、昨年夏頃に片付けを行った大阪市内の現場だった。

「もともと昔のおもちゃ・おもちゃ屋さんで、片付けの依頼がありました。」

店はすでに閉店。中には大量のおもちゃの箱やゴミが無造作に置かれていたが、「どうやら空の箱で、購入の判断ができないものばかりでした。」その量は2トントラック十数台分で、処理するだけでも大変な労力がかかった。

一方で、一部のおもちゃは出てきた。中には既に製造中止となったレトロなおもちゃが混ざっていたが、「ピカピカの状態で残っていて、思わず手に取ってしまいました。」

その場面を想像してしまうほど、面白い体験だそうである。

「回収で出てきたおもちゃは販売OKの現場だったのでかき集めてオークションに出したんです」と語る。

その結果、数時間後には高額入札が相次ぎ、最終的に発見されたおもちゃの一部は400万円を超える金額で落札されたという。

特に人気が高かったのは、地方の祭り等で配られていた懐かしいおもちゃで、コレクターの間で熱狂的に求められていた模様だ。「ただの空の箱だと思っていたけれど、実は中身が入っていたのには驚きです」と業者。

このように、開業当初の思いもしなかったお宝発掘は、今後のビジネスチャンスにつながるかもしれない。業者自身、他の現場でも同様のチャンスを狙っているようだ。

「こういう過去の資産が埋もれているところを再発見することで、私たちも一緒に成功できます。リサイクルの観点からも、資源を大切に扱うことが重要ですから。」

とはいえ、依然として清掃や回収を依頼する際でも過剰な期待を抱かないなど、うまくバランスを取ることが必要なようだ。