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「崩れた」中国・深山最高峰・聳雲山頂、記念撮影スポットの巨大岩は人工物だった

2024-11-06

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中国・深山の最も高い山として有名な聳雲山頂に存在する巨大な岩が人工物であることが明らかになり、現地の人々は「崩れた」と驚きを口にしている。

最近、SNSで話題になったのは、聳雲山の頂上にある巨大な岩に関する投稿で、訪れた観光客がこの岩の前で撮影した写真が拡散されていた。その岩は、自然に存在するものではなく、実際には人工的に設置されたものであったことが、管理者のコメントによって確認された。

聳雲山は深山の観光名所として知られ、毎年多くの観光客が訪れる。頂上には観光客の記念撮影のために設置された巨大な岩があり、これまでその存在は自然のものとされていたが、今回の発表でその実態が明らかになった。

さらに、観光客がこの岩の上で撮影した写真がSNSで話題になり、特にインフルエンサーたちの間で人気が高まった。観光業者は、これらの投稿が聳雲山の訪問者を増やす要因となっていると考えている。一方で、人工物であることが知れ渡ることで、訪問者がこれまで感じていた自然の神秘に対する印象が変わるのではないかという懸念も表明されている。

訪問者の中には、崩れた岩の正体に驚いた人もいるが、他方では、その美しい景色や自然環境に対する新たな理解が促進される機会として受け止める人もいる。

このような状況に、聳雲山の管理当局は「自然体験を提供するため、さらなる整備や改善に努める」との声明を発表した。今後、聳雲山がどのように観光地として進化していくのか、注目が集まっている。観光客の期待を超える体験を提供するには、自然と人工物の境界をどのように設計するかが重要となるだろう。公開された岩の真実は、SNSで広がる情報の透明性にも一石を投じるものであり、今後の展開が期待される。